YUKI Nomura'sTagebuch

チェリスト野村友紀の日々あれこれ。HP https://vcyuki.wixsite.com/yukinomura

11/22!!

来週です。いい夫婦の日

 

名古屋千種のヒトミホールにて、弦楽トリオの演奏会をします。

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共演者は百戦錬磨の名フィルのお二人。

何度かお仕事を一緒にするうちに、是非ともきちんと一緒に弾きたい!と思っていたところ、ありがたいことにお話をいただき、この演奏会に至りました。

 

今回は3人の、完全!自主企画です。

真面目です。

ピアノが入らない分、そしてカルテットより1人減る分、3人の技量が試されるし、一人一人の比重が大きい。

でもそれぞれの音が全てが重なった時の、なんとも言えない繊細な美しさはくせになりそう。

 

ということで今回は冗談無しのオールトリオプログラムです。よくこんなプログラムを組んだなぁと思いますが、、、頑張ります。

 

どうか皆様、お誘い合わせの上、お越しくださいませ!!!

 

Trio Lien(トリオ リアン)コンサート

〜弦楽三重奏の豊かな響き〜

Vn 松谷阿咲

Vla 石橋直子

Vc  野村友紀

曲目

シューベルト    弦楽三重奏 D472

ベートーヴェン 弦楽三重奏作品9-3

ドホナーニ 弦楽三重奏のためのセレナード作品10

ほか

お問い合わせ:

芸文プレイガイド 052-972-0431

ヒトミホール 052-935-0918

E-mail : stringtriolien@gmail.com

 

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最高でした!!

11/4、クリストフ・コンツ、アンナ・マグダレナ・コーキッツ両氏とのジョイントコンサート、無事終わりました。

前半は彼らのDuo、後半は私が参戦させてもらってのドヴォルザークドゥムキートリオでした。

 

もう、楽しかった!!

同世代の、たった今世界をまたにかけて活躍している演奏家と一緒に過ごすのは、私にとってとても有り難い時間でした。

そして素晴らしい経歴を持っているのに、全く飾らない彼ら。私からみたら、「歳下の可愛い2人」という感じでした。

そしてタフ!!名古屋に着いたその足でドゥムキーの合わせをし、夜にはDuoのコンサート。

彼らの繊細で丁寧な音の出し方に、私は感激しました。大雑把な感じがまるで無いのに、音楽の流れはとても自由。そこにいるだけでウィーンの風が感じられる様でした。

私も出来るだけ彼らの音楽に近づこうと努力しました。

 

そして次の日のトリオコンサート。

私はよく「本当に楽しそうに弾くね」とお客様からお言葉を頂くのですが、本当に楽しかった!弾いている間中笑顔でした。

 

彼らと共に音楽が出来た二日間、忘れません。

そして私は軽くヨーロッパ恋しい病に。

 

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そして今日からは、ドイツはケルン音大から、チェロの教授がいらっしゃって、愛知県芸大でコンチェルト、室内楽を演奏、そして生徒へのレッスンをされます。到着された今日、ようこそということでご飯をご一緒させて頂きました。

ドイツ語に恵まれたこの頃。

喋れば喋るほど、昔の勘が戻ってくる気がします。これも私にとってはとても有り難い事。

 

今の環境が本当に幸せだと思います。

感謝して、噛み締めて、楽しみます!

芸術の秋(10月)

自分の本番もさる事ながら

秋は演奏会が多くて、大忙し。

 

私が非常勤講師をしている高校も、大学も、秋に定期演奏会があります。

今年は両方とも私の生徒が出演するので、普段のレッスンから、演奏会当日まで一緒に音楽を作りました。みんな、本番では自分の音楽を出し切っていて感動。ブラボー!!

そして、大学の二年生以上のチェロ全員(9人)と、教授、私で、ヴィラ=ロボスという作曲家の、ブラジル風バッハという曲でチェロアンサンブルでも舞台に立ちました!

実は、ドイツに留学してすぐに、私の先生とその門下生でコンサートがあり、ライブ録音のCDを作ったのですが、その時に全員で弾いたのもこの曲。そして偶然にも今回は、11年前先生が座っていたパートに私が。感慨深いです。

私は、尊敬する先生方には演奏家としても人間としても到底及ばないけれど、自分が今教える立場に立たせてもらっている事、付いてきてくれる生徒がいる事、

その生徒たちと一緒の舞台に立てる事、感謝しかありません。

同時に責任を感じ、身が引き締まる思いです。

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みんな、可愛い😍

 

そして、別の日にはフランソワ・サルクというフランス人チェリストの公開レッスンを見学しに、日帰り京都へ。私の生徒がサン=サーンスのチェロコンチェルトで受講しました。

これは大変勉強になりました!!

教わる立場、教える立場両方の目線からレッスンを聴講する事が出来て、これからに生かせそうです。朝早起きして行って良かった。

彼の観察力は流石。短時間で生徒の長所短所が見抜かれ、とても具体的に練習法を提案してくれました。物腰もとても柔らかく、人間的にも素敵な人なのだと確信。

今度は名古屋に来ていただきたいです。

 

そして。

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Rosenkavalier!薔薇の騎士。全幕。

こんな大きなオペラが名古屋で聴けるなんて滅多に無い!と、ギリギリ滑り込み行ってきました。

 初めの音が出た時点で私の涙腺は崩壊。

ドイツ時代オーケストラピットにいた思い出や、その時思っていた事、感じていた事をいちいち思い出し、それがシュトラウスの、あの、香りが立ち込めそうな音楽に乗せられ、一人号泣でした。

ドイツではこの薔薇騎士はとてもポピュラーで、よく上演されます。私のいたカールスルーエの歌劇場でも、良くありました。技術的に弾くのがとても難しい!でも4時間のオペラが終わった後は、爽快感しか無いのです。

私はドイツでオペラを弾いて初めて、シュトラウスの音楽に出会い、その美しさに虜になりました。中でも薔薇の騎士は、1番好きなオペラと言っても良いくらいです。

今日のオーケストラも、ソリストも、分かりやすくて配色が美しい演出も素晴らしかった。

はぁ、行けて良かったです。しばらくこの余韻に浸ります。

 

 

今月はインプットもアウトプットも、有難い事に充実していました。

来月は演奏会が2つ。

2つともトリオですが、1つはピアノトリオ、もう1つは弦だけのトリオ(Vn,Vla,Vc)です。楽しみ!頑張ります。

なんと!!!!!!

〜完売致しました。ありがとうございます。〜

 

なんと。
ウィーンフィルの第2Vn首席奏者のクリストフ・コンツ氏と、
若き美人ピアニスト、アンナ・マグダレナ・コーキッツ氏のDuoコンサートに
出演させて頂きます。

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クリストフ・コンツ
ヴァイオリンコンサート
11/4(土)16:00開演
名古屋ピアノ調律センター内
ゴヤピアノコンサートサロンにて

曲目(チラシ表記より変更になりました。ご了承下さい)
ブラームス:スケルツォ
ブラームス:ヴァイオリンソナタ第3番
ドヴォルザーク:ドゥムキートリオ

私は後半、ドゥムキーで参戦です。
40人ほど(残席少なくなってまいりました)のサロンですので、これはもう超至近距離プライベートコンサートになるのではないでしょうか。私のことはさておき、本物の音を聴きにきてください。特にヴァイオリニストに聴いてほしいです。

私も頑張ります!!彼らの音に触れるのが楽しみで仕方ない。

 

チケットはインターネットで購入できます。こんな機会はなかなか無いので、お早めに。
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/0170pcz2nsv8.html

11月後半には夢の弦トリオ自主コンサートもあります。またご案内致します!

9月の予定が終了!!

やっとこの2、3日で、日中でも秋を感じられるようになりました。

 

この1ヶ月はいつになくバタバタ、本番続きでした。

 

大好きな響きのスタジオハルさんでのシューベルティアーデ、いつもここで弾くと、自分が数段上手くなったような錯覚に陥りますが(笑)

ベートーヴェンをもう一度きちんと勉強出来て嬉しい。

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共演の、五島さん、山﨑さん、有難うございました!ベートーヴェンシリーズ、あと一回?宜しくお願い致します。

 

そしてウィーン交響楽団の元コンミスのビルギットとフルートのアルベルトと、そして名フィルの皆さんとの小編成の室内合奏の演奏会。
私は彼らとMozartのフルートカルテットを一緒に演奏したり、シュトラウスのワルツを演奏したり。。。
そこには間違いなく、おしゃれな、良い香りさえしてきそうな、ウィーンの音楽がありました。
なかなか、こういう響きにはなりません。ドイツに居てもこの空気感は中々味わえるものではないと思います。
本当に、楽しかった!この一言。ビルギットに、「あなたと演奏していると楽しい!良い音ね」と言われて嬉しくて嬉しくて。終わってほしくないと思った本番。
今回はこのコンサートの前日にも、教会でのチャリティーコンサートもさせていただきました。
聞いて下さる方々の顔を見ていると、ああ、音楽をしていて良かったなぁと心から思えるものでした。

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その二日後、第19回ミッドランド音楽祭で、ドボコン全楽章を。
今回はピアノ伴奏で。田中ゆりあさんにピアノをお願いしました。
ピアノ伴奏といえども、70人近くのオーケストラをピアノ一台で演奏しなければならないという大変さ。
本当に、お世話になりました。彼女との音合わせの時から、彼女の表現する音がピアノだけの音じゃなくて、彼女からの音の問いかけに、私はどうやって返そうか、それを考えるだけでワクワクするものでした。
人々が行き交う場所で、全楽章40分もの大曲、どうなることかと思いましたが、お客様は本当に静かに聞いてくださって、感激しました。貴重な体験、とても有難かったです。

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週が明けて9月最終週は、名古屋二期会の、「椿姫」のオペラにオーケストラで参加させていただきました。
私はドイツ時代、オペラ劇場付きのオーケストラに所属した時期が長かった事もあり、オペラが大好きです。日本でオペラがあると、なるべく弾きたい!と思っていますが、なかなか予定が合わなかったりで、今回は帰国してからやっと3回目のオペラ。
特に椿姫は、ドイツで何回も弾いていたので、思い入れがありました。しかも今回はアルフレッド役が、夏に共演したテノール歌手!彼は普段はドイツの歌劇場で歌っていますが、今回こちらにゲストで出演、私は何だか身内が歌っているようで、ドキドキ、ワクワクでした。
予想通り彼の歌声は素晴らしく、彼の声を聴いているとドイツを思い出し、しかも、演出で札束(もちろん偽物ですが)をばら撒くシーンがあった時に、私が居たドイツの劇場でもそれをしていたので、なんだか、その時と映像が重なって、フラッシュバック!?したのでした。懐かしいなぁ。



長くなりましたが、9月の演奏会、すべて終了!お越し下さいました皆様、本当にありがとうございました。
10月は、愛知県立芸術大学定期演奏会で、学生たちと一緒に、チェロアンサンブルで出演します。
私にとってはとても思い入れのある曲なので、とても楽しみ。生徒のソロもあります。頑張っている生徒を是非見て頂きたいです。

愛知県芸定期演奏会はしらかわホールにて、10/24、25。
たここにご案内いたします!
 

演奏会情報(9月)

未だピアノカルテットの余韻が冷めませんが、

次の演奏会への準備は進んでおります。

九月の演奏会は3つ。

9/8(金)18時より

名古屋池下スタジオハルにて

ピアニスト五島史誉さんと共に

オールベートーヴェンシリーズ

魔笛の主題による12の変奏曲Op.66

チェロとピアノのためのソナタ第3番 Op.69

そしてヴァイオリンの山﨑えりかさんを迎えて、

ピアノ三重奏 第4番 Op.11「街の歌」

のプログラムでの演奏会です。

 五島さんとは何度かご一緒させていただいていますが、ベートーヴェンの、チェロとピアノのDuo作品を全部弾きたい!という私のワガママを叶えて下さったこの企画、第二弾です。

チケットは3000円です、近藤さん(09032565249)までお問い合わせ下さいませ。

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続いては

9/21(木)午後7時より

名古屋伏見の電気文化会館にて、チャリティーコンサート。

ウィーン交響楽団コンミスのビルギット•コーラーさんのヴァイオリンと、フルートアルベルト・モーラさん。私は弦楽合奏や小編成オケでご一緒します。

彼らの音に触れられるのが楽しみです。

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そして!

1日あけた9/23(土)

名古屋ミッドランド音楽祭にて

ドボコン(ドヴォルザークのチェロコンチェルト)、全楽章(ピアノ伴奏)!!!!

演奏します!まさかここで、コンチェルト。

今回はピアノ伴奏で、田中ゆりあさんにご一緒して頂きます。

息切れしないか、持久力をつけないと、、、

私達の出番は第2部の1番初め、15:30です。

お買い物のついでに、寄られてみてはいかがでしょうか?色んな音が聴けます🎶

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 色々バタバタですが、頑張ります!!!

 

ご覧いただき、ありがとうございました。

 

有難うございました!

8月25日、27日

アンサンブルクリッセ自主公演

東京、名古屋公演、無事に終える事が出来ました。

 

今回、企画からチラシ製作、宣伝も全て自分たちでやってきたので、感慨深いものがあります。

純粋に、「ただ、私達の音楽を皆様に伝えたい」という同じ思いの仲間に恵まれ、共に音楽を作りました。

 

頭を一つの事だけに集中させて、率直な意見をぶつけ合い、本気で音楽に向き合う時間は今の私にとっては本当に貴重でした。

例えば、一つのフレーズに対して、4人がそれぞれ違う意見を持っていたとしても、それを融合させて、また新しい方向の音楽が出来たりするのが楽しくて仕方ありませんでした。

 

今回、東京公演はティアラ江東、

名古屋公演は千種5Rだったのですが、

お客様のキャパは2会場ほぼ変わらないものの、ホールの雰囲気、舞台の作り方、照明、響きが全く違う!

ティアラ江東のピアノはベヒシュタイン(ドイツ)、

5Rはスタインウェイ(アメリカ)と、これまた音色が全く違う。

 

毎回凄いなぁと思うのですが、ピアニストは当日会場での本番前数時間でしか、本番のピアノと触れ合えません。そこでそのピアノの性格を読み取って、弾き変えなければいけない。

(いつも同じ楽器だからこそ自分の音楽が出来る私には考えられない世界です。)

そのピアニストの響きと、私達弦の響きをどうバランスを取って、お客様に届けるか。

 

当日のゲネプロの短い時間での調整は、難しいものでしたが、4人の音が一つになって、遠くに飛んでいく!と感じた時の鳥肌は、病み付きになります。

 

 

コンサート後に、お客様からこんな声を頂きました。「その場限りで集まって弾いているのとは全く違う、音楽への姿勢の違いを感じた」と。私達の目指したものそのものです。最高に嬉しい。

 

この経験を次に生かしていきたいと思います。

 

お越し下さいましたお客様、レッスンが不定期になっても応援してくれる生徒さん方、奏者が弾きやすい様に支えて下さったホールの皆様、本当に有難うございました。

 

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次の日から通常営業、レッスン祭りでしたがここからまた自分の時間。

来週金曜日(9/8)スタジオハルさんでのシューベルティアーデ、五島史誉さんとチェロソナタ3番、魔笛変奏曲、そしてヴァイオリン山﨑えりかさんを迎えての街の歌、オールベートーヴェンプログラムでコンサートです。

 

頑張るぞ💪