9月の予定が終了!!
やっとこの2、3日で、日中でも秋を感じられるようになりました。
この1ヶ月はいつになくバタバタ、本番続きでした。
大好きな響きのスタジオハルさんでのシューベルティアーデ、いつもここで弾くと、自分が数段上手くなったような錯覚に陥りますが(笑)
ベートーヴェンをもう一度きちんと勉強出来て嬉しい。
共演の、五島さん、山﨑さん、有難うございました!ベートーヴェンシリーズ、あと一回?宜しくお願い致します。
そしてウィーン交響楽団の元コンミスのビルギットとフルートのアルベルトと、そして名フィルの皆さんとの小編成の室内合奏の演奏会。
私は彼らとMozartのフルートカルテットを一緒に演奏したり、シュトラウスのワルツを演奏したり。。。
そこには間違いなく、おしゃれな、良い香りさえしてきそうな、ウィーンの音楽がありました。
なかなか、こういう響きにはなりません。ドイツに居てもこの空気感は中々味わえるものではないと思います。
本当に、楽しかった!この一言。ビルギットに、「あなたと演奏していると楽しい!良い音ね」と言われて嬉しくて嬉しくて。終わってほしくないと思った本番。
今回はこのコンサートの前日にも、教会でのチャリティーコンサートもさせていただきました。
聞いて下さる方々の顔を見ていると、ああ、音楽をしていて良かったなぁと心から思えるものでした。
その二日後、第19回ミッドランド音楽祭で、ドボコン全楽章を。
今回はピアノ伴奏で。田中ゆりあさんにピアノをお願いしました。
ピアノ伴奏といえども、70人近くのオーケストラをピアノ一台で演奏しなければならないという大変さ。
本当に、お世話になりました。彼女との音合わせの時から、彼女の表現する音がピアノだけの音じゃなくて、彼女からの音の問いかけに、私はどうやって返そうか、それを考えるだけでワクワクするものでした。
人々が行き交う場所で、全楽章40分もの大曲、どうなることかと思いましたが、お客様は本当に静かに聞いてくださって、感激しました。貴重な体験、とても有難かったです。
週が明けて9月最終週は、名古屋二期会の、「椿姫」のオペラにオーケストラで参加させていただきました。
私はドイツ時代、オペラ劇場付きのオーケストラに所属した時期が長かった事もあり、オペラが大好きです。日本でオペラがあると、なるべく弾きたい!と思っていますが、なかなか予定が合わなかったりで、今回は帰国してからやっと3回目のオペラ。
特に椿姫は、ドイツで何回も弾いていたので、思い入れがありました。しかも今回はアルフレッド役が、夏に共演したテノール歌手!彼は普段はドイツの歌劇場で歌っていますが、今回こちらにゲストで出演、私は何だか身内が歌っているようで、ドキドキ、ワクワクでした。
予想通り彼の歌声は素晴らしく、彼の声を聴いているとドイツを思い出し、しかも、演出で札束(もちろん偽物ですが)をばら撒くシーンがあった時に、私が居たドイツの劇場でもそれをしていたので、なんだか、その時と映像が重なって、フラッシュバック!?したのでした。懐かしいなぁ。
長くなりましたが、9月の演奏会、すべて終了!お越し下さいました皆様、本当にありがとうございました。
10月は、愛知県立芸術大学の定期演奏会で、学生たちと一緒に、チェロアンサンブルで出演します。
私にとってはとても思い入れのある曲なので、とても楽しみ。生徒のソロもあります。頑張っている生徒を是非見て頂きたいです。
演奏会情報(9月)
未だピアノカルテットの余韻が冷めませんが、
次の演奏会への準備は進んでおります。
九月の演奏会は3つ。
9/8(金)18時より
名古屋池下スタジオハルにて
ピアニスト五島史誉さんと共に
オールベートーヴェンシリーズ
魔笛の主題による12の変奏曲Op.66
チェロとピアノのためのソナタ第3番 Op.69
そしてヴァイオリンの山﨑えりかさんを迎えて、
ピアノ三重奏 第4番 Op.11「街の歌」
のプログラムでの演奏会です。
五島さんとは何度かご一緒させていただいていますが、ベートーヴェンの、チェロとピアノのDuo作品を全部弾きたい!という私のワガママを叶えて下さったこの企画、第二弾です。
チケットは3000円です、近藤さん(09032565249)までお問い合わせ下さいませ。
続いては
9/21(木)午後7時より
名古屋伏見の電気文化会館にて、チャリティーコンサート。
ウィーン交響楽団元コンミスのビルギット•コーラーさんのヴァイオリンと、フルートアルベルト・モーラさん。私は弦楽合奏や小編成オケでご一緒します。
彼らの音に触れられるのが楽しみです。
そして!
1日あけた9/23(土)
名古屋ミッドランド音楽祭にて
ドボコン(ドヴォルザークのチェロコンチェルト)、全楽章(ピアノ伴奏)!!!!
演奏します!まさかここで、コンチェルト。
今回はピアノ伴奏で、田中ゆりあさんにご一緒して頂きます。
息切れしないか、持久力をつけないと、、、
私達の出番は第2部の1番初め、15:30です。
お買い物のついでに、寄られてみてはいかがでしょうか?色んな音が聴けます🎶
色々バタバタですが、頑張ります!!!
ご覧いただき、ありがとうございました。
有難うございました!
8月25日、27日
アンサンブルクリッセ自主公演
東京、名古屋公演、無事に終える事が出来ました。
今回、企画からチラシ製作、宣伝も全て自分たちでやってきたので、感慨深いものがあります。
純粋に、「ただ、私達の音楽を皆様に伝えたい」という同じ思いの仲間に恵まれ、共に音楽を作りました。
頭を一つの事だけに集中させて、率直な意見をぶつけ合い、本気で音楽に向き合う時間は今の私にとっては本当に貴重でした。
例えば、一つのフレーズに対して、4人がそれぞれ違う意見を持っていたとしても、それを融合させて、また新しい方向の音楽が出来たりするのが楽しくて仕方ありませんでした。
今回、東京公演はティアラ江東、
名古屋公演は千種5Rだったのですが、
お客様のキャパは2会場ほぼ変わらないものの、ホールの雰囲気、舞台の作り方、照明、響きが全く違う!
ティアラ江東のピアノはベヒシュタイン(ドイツ)、
5Rはスタインウェイ(アメリカ)と、これまた音色が全く違う。
毎回凄いなぁと思うのですが、ピアニストは当日会場での本番前数時間でしか、本番のピアノと触れ合えません。そこでそのピアノの性格を読み取って、弾き変えなければいけない。
(いつも同じ楽器だからこそ自分の音楽が出来る私には考えられない世界です。)
そのピアニストの響きと、私達弦の響きをどうバランスを取って、お客様に届けるか。
当日のゲネプロの短い時間での調整は、難しいものでしたが、4人の音が一つになって、遠くに飛んでいく!と感じた時の鳥肌は、病み付きになります。
コンサート後に、お客様からこんな声を頂きました。「その場限りで集まって弾いているのとは全く違う、音楽への姿勢の違いを感じた」と。私達の目指したものそのものです。最高に嬉しい。
この経験を次に生かしていきたいと思います。
お越し下さいましたお客様、レッスンが不定期になっても応援してくれる生徒さん方、奏者が弾きやすい様に支えて下さったホールの皆様、本当に有難うございました。
次の日から通常営業、レッスン祭りでしたがここからまた自分の時間。
来週金曜日(9/8)スタジオハルさんでのシューベルティアーデ、五島史誉さんとチェロソナタ3番、魔笛変奏曲、そしてヴァイオリン山﨑えりかさんを迎えての街の歌、オールベートーヴェンプログラムでコンサートです。
頑張るぞ💪
コンサートのお知らせ
しばらくこの記事をトップに置きます。
〈追記:名古屋公演は有難いことに完売してしまいました。東京公演はまだお席がございます。皆様是非お越しくださいませ。〉
毎年自主企画でコンサートをしていますが
今年は、在独のメンバー含め、
東京と名古屋でコンサートをすることになりました!編成はピアノカルテットです。
ピアノ:稲岡千架
ヴァイオリン:向井友紀
ヴィオラ:矢崎裕一
チェロ:野村友紀
今もドイツ在住で活躍中のヴァイオリン向井さん、ヴィオラ矢崎さん、そして東京で活躍中の稲岡さん、そして私、全てドイツのマンハイム繋がりです。
モーツァルト、ブラームスのピアノカルテット第1番を演奏します。
とても思い入れのある曲です。気合い入ってます。皆様どうぞお越し下さいませ!!!
2017年8月25日 19:00開演
アンサンブル・クリッセ 東京公演
ティアラこうとう(江東区公会堂)
小ホール
2017年8月27日 14:00開演
アンサンブル・クリッセ 名古屋公演
5/R HALL&Gallery 音楽ホール(名古屋市千種区)
お問い合わせはアンサンブル クリッセ 事務局
080-3061-1812
ensemble.kulisse@gmail.com
幸せな時間
幸せな今年の大プロジェクトが1つ、終わってしまいました。
愛知県立芸術大学の先生方を中心とした、ブラームス室内楽全曲演奏会プロジェクトの第5回公演。
足をお運び下さった皆さま、有難うございました。
今回私は、女性としても、演奏家としてもずっと憧れの百武先生と共演出来る機会を頂き、1年前から楽しみで仕方ありませんでした。
他の共演者(vn)は、平光真彌さんと鳥居愛子さん。ブラームスの弦楽四重奏曲第3番で出演しました。
合わせをしている時から、音というツールを持っている私達、言葉はあまり必要ありませんでした。しかも毎回の合わせ練習が楽しくて、先生のセンスある一言に感動したり、先輩方から本当に沢山勉強させて頂きました。
本番中は百武先生の音に聴き惚れてしまい、楽譜から目を離してしまうほどでしたが、楽しい、幸せ、この言葉ばかりが頭に浮かぶ本番でした。
何より何より嬉しかったこと。
コンサートには私の生徒全員が来てくれたのですが、翌日大学でのレッスンがあり、可愛い生徒達が部屋に入って来るなり興奮気味に前日の感想をそれぞれ自分の言葉で私に伝えてくれたこと。
それだけでもう私は嬉しくて、疲れなんて吹っ飛んでしまいました。
私なんかがこんな場にいて、先生方と同じ舞台に立って良いのだろうかなどと思ってしまう時もありますが、先生方とのお話も本当に楽しいし、世界が広がるし、私は恵まれているなぁと思うのです。
はぁ、、終わってしまったなぁ。寂しいなぁ。
としみじみする時間も無く、金曜日(もう明日だ)、また名古屋電気文化会館に出現します。
今回はロシア音楽研究会、
ロシア革命より100年をテーマに、出演者が代わる代わるロシアに纏わる作曲家の曲を演奏いたします。
私は、ロスラヴェッツという作曲家のmeditation (瞑想曲)という曲を演奏します。
聴きやすい曲です、宜しければお越しくださいませ。
それが終わったら今度は念願のチェロトリオ(これはクローズドですが、、)
そう、今週は初めてなんじゃないかと言うくらい多忙週。大きい本番が3つ!
私、チェロを弾いてる時が本当に幸せなんです。
それが独りよがりにならないよう、もっと納得出来る(お客様にして頂ける)演奏が出来るよう、精進します!
やっと春
花冷えと言うには長すぎる、不安定なお天気が続きました。
やーっと、春!という感じのお天気。
乾燥していて気持ち良いですね。
私は重度のイネ科花粉症なので、これから、本格的な症状が始まります。恐ろしい、、、
今週から、高校、大学と授業が始まりました。
初めての生徒さん、これまでから引き続き私が担当する生徒さん、彼らと音楽を共有できる事、これからが楽しみです🎶
さて、5月より幾つかコンサートが続きますが、まずはこれを。
5/23に、愛知県芸のブラームス室内楽曲全曲演奏会の一環、第五回本公演に出演します。
私は、ブラームス弦楽四重奏第3番に参加します。ブラームスはこの編成では3曲しか曲を書いておらず、カルテットとしては最後の曲。
彼は尊敬するベートーヴェンを前に、自分の弦楽四重奏曲が世に出るのを躊躇したそうですが、この曲は、相当に練られた、珠玉の一曲です。
なかなか演奏される機会はありません。本当に難しいので!(笑)
でも弾き甲斐のある、素晴らしい曲です。
みなさま、宜しければ是非、お越し下さいませ。
まだまだ気温差がある日々、御自愛下さい!