YUKI Nomura'sTagebuch

チェリスト野村友紀の日々あれこれ。

芸術の秋(10月)

自分の本番もさる事ながら

秋は演奏会が多くて、大忙し。

 

私が非常勤講師をしている高校も、大学も、秋に定期演奏会があります。

今年は両方とも私の生徒が出演するので、普段のレッスンから、演奏会当日まで一緒に音楽を作りました。みんな、本番では自分の音楽を出し切っていて感動。ブラボー!!

そして、大学の二年生以上のチェロ全員(9人)と、教授、私で、ヴィラ=ロボスという作曲家の、ブラジル風バッハという曲でチェロアンサンブルでも舞台に立ちました!

実は、ドイツに留学してすぐに、私の先生とその門下生でコンサートがあり、ライブ録音のCDを作ったのですが、その時に全員で弾いたのもこの曲。そして偶然にも今回は、11年前先生が座っていたパートに私が。感慨深いです。

私は、尊敬する先生方には演奏家としても人間としても到底及ばないけれど、自分が今教える立場に立たせてもらっている事、付いてきてくれる生徒がいる事、

その生徒たちと一緒の舞台に立てる事、感謝しかありません。

同時に責任を感じ、身が引き締まる思いです。

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みんな、可愛い😍

 

そして、別の日にはフランソワ・サルクというフランス人チェリストの公開レッスンを見学しに、日帰り京都へ。私の生徒がサン=サーンスのチェロコンチェルトで受講しました。

これは大変勉強になりました!!

教わる立場、教える立場両方の目線からレッスンを聴講する事が出来て、これからに生かせそうです。朝早起きして行って良かった。

彼の観察力は流石。短時間で生徒の長所短所が見抜かれ、とても具体的に練習法を提案してくれました。物腰もとても柔らかく、人間的にも素敵な人なのだと確信。

今度は名古屋に来ていただきたいです。

 

そして。

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Rosenkavalier!薔薇の騎士。全幕。

こんな大きなオペラが名古屋で聴けるなんて滅多に無い!と、ギリギリ滑り込み行ってきました。

 初めの音が出た時点で私の涙腺は崩壊。

ドイツ時代オーケストラピットにいた思い出や、その時思っていた事、感じていた事をいちいち思い出し、それがシュトラウスの、あの、香りが立ち込めそうな音楽に乗せられ、一人号泣でした。

ドイツではこの薔薇騎士はとてもポピュラーで、よく上演されます。私のいたカールスルーエの歌劇場でも、良くありました。技術的に弾くのがとても難しい!でも4時間のオペラが終わった後は、爽快感しか無いのです。

私はドイツでオペラを弾いて初めて、シュトラウスの音楽に出会い、その美しさに虜になりました。中でも薔薇の騎士は、1番好きなオペラと言っても良いくらいです。

今日のオーケストラも、ソリストも、分かりやすくて配色が美しい演出も素晴らしかった。

はぁ、行けて良かったです。しばらくこの余韻に浸ります。

 

 

今月はインプットもアウトプットも、有難い事に充実していました。

来月は演奏会が2つ。

2つともトリオですが、1つはピアノトリオ、もう1つは弦だけのトリオ(Vn,Vla,Vc)です。楽しみ!頑張ります。