ショスタコ祭り&マスタークラス
12月に入ってから、息つく暇もなく今日。
あと今年も半月しかない、、って毎年思っている気がしますが。
先週末は、名古屋外大にて、ショスタコーヴィッチのシンポジウム&コンサートに参加させていただきました。
ショスタコーヴィッチ生誕110年という事で、題して「甦るショスタコーヴィッチ」。パネリストを招いて、ショスタコについてのお話を分かりやすく議論する、という試み。
初め、このピンポイント過ぎる題に、集客が心配でしたが、蓋を開けてみれば、大盛況。
皆さんが興味を持ってくださった事に感謝です。
私は、シンポジウム後のコンサートに出演させて頂いたのですが、音大ではないので、広い会場と言うと、皆がお昼などを食べるホールしか無い、と言う事で、コミュニケーションセンターなる広場で、チェロソナタを演奏させていただきました。
ただここが、本来コンサートすることのない会場、びっくりする程響かない場所でして、、リハーサルをした時にあまりの響きの無さに冷や汗でしたが、お客様が入ったらもっと響きが無くなる事は確実、、、😅
開き直って、本番はピアニストとの対話を楽しみました。
終わったあと、「あの様な曲なので、チェロの生の音が聞こえて、弓の返し、息遣いなどが見えてかえって良かった」などと言ってくださる方々も見えて、あぁ、弾けてよかったなと思いました。
この機会を与えて下さった、カラマーゾフの兄弟でお馴染み、亀山先生に感謝。
そして次の予定。
ベルリンより来日のあのスーパーチェリストが、名古屋に来てくれて、しかもマスタークラス、コンサートしてくれたんです!!
私の生徒達がレッスンを受け、私は通訳。
通訳なんかする必要無く、彼は常に弾いて分かりやすく示してくれたので、私は生徒のようにかぶりつきで聴講しました。
その後のコンサートも、刺激的で彼らしく素敵。
彼はドイツの頂点にいるのだけど、なんだか本当に気さくで、会ってすぐに、「何で君は敬語を使うの?普通に話そうよ」(ドイツ語には敬語と常語、ハッキリした使い分けがあります)と言ってくれて、指導者側からの私の生徒への意見や、私の質問に熱心に答えてくれたり。
あぁ本当にすごい人って、威張らないんだなぁ、と改めて思いました。
こんな機会を与えてくださった恩人に感謝。
私って本当に恵まれています。有難いなぁ。この気持ち忘れずにいよう。